大切なことのコピー

昔のブログのようなブログ

雑談を増やすために「雑談タイム」じゃない時間を作っている

リモートワークをして1年が経った。個人的には特に大きな問題も起きることなくできている。ソフトウェア開発という職種が仕事をする場所の制約に強いことが大きな理由と考えている。

1点リモートワークをしていて、大きく変わった点は「雑談」をしなくなったこと。人によっては朝イチの打ち合わせ以外何も話さすことがなく1日が終わってしまう場合がある。オフィスで仕事をしている時、なにげないタイミングで「雑談」は始まる。リモートワークに移行して、あの「雑談」の雰囲気を出すのはとても難しい。

解決策として考えられることの一つとして「雑談タイム」を作ることがある。メンバーの予定に「雑談タイム」を登録して、Zoom や Google Meet などを使ってオンラインで「雑談」をする。1日のうち30分〜1時間くらい仕事の手を止めて話をする。内容は仕事のことでも仕事以外のことでも構わない。なんとなくコミュニケーションできたり、ストレス解消に役立てばいい。

ただ、この解決策には一つの疑問が生じる。「「雑談するぞ!」と集まってする話は果たして「雑談」なのだろうか?」という点である。オフィスで仕事をしている時に生じる「雑談」とは少し感じが違う。

今のチームでは毎日1時間「モブプロ」と銘打って、オンライン上で集まっている。モブプロとはモブプログラミングのこと。複数の人で一つのプログラムを書くことである。しかしながら、「モププロ」と銘打っているが、実際にはモブプロをしていない。

以下のルールで実施している。

  • 毎日10時にオンライン会議ツールの Google Meet に集まる
  • 1日交代で担当者を1人決める
  • 担当者は自分の開発環境を Google Meet で画面共有する
  • 画面を共有して、やることは基本自由。実施例は以下
    • 現在自分がやっている作業をする(少しだけ口頭で説明しながら進める)
    • 作業に関しての質問を他のメンバーにする
    • 技術的な小ネタを披露する
    • ただしゃべる

ルールは少なめ、内容は基本的に自由。事前に準備をするメンバーもいるが、やることが思いつかなければ直前にやっていた作業を続けてやるだけで構わない。

内容が自由なので、1時間もやっていれば自然に雑談は発生する。作業内容の共有や不明点の解消にも役に立っている。「雑談タイム」での雑談よりは雑談に近づいたとは思う。